インフルエンザや風邪の予防をする方法として思いつくのはどんなことでしょうか?
手洗いやうがいなどがありますが、多くの人が真っ先に思いつくのは「マスクをする」ではないでしょうか。
職場やショッピングに出かけた際に、隣で咳をしている人がいたらマスクをしなきゃって思いますよね。
でも、マスクの選び方によってはインフルエンザに効果がないってご存知でしたか?
マスクは大きく2種類に分けられます
薬局やコンビニなどで売られているマスクですが、いろいろ種類があってどれを選んだらいいか迷ってしまいますよね。
最近では色も何種類かあったりしますし。
そんなマスクですが、大きく分けると2種類に分けられます。
それは、ガーゼのマスク(布製)と不織布(ふしょくふ)のマスクの2種類です。
ガーゼのマスクはよく小学生の頃給食の時などに使っていたようなものです。
繊維を糸状にしてそれを織ることで作られた布です。
一方、不織布のマスクは熱や圧力などで機械的に繊維を結合させたり接着させた布で作られたものです。
インフルエンザにはどちらのマスクが効果的?
結論から言ってしまえば、インフルエンザの予防には不織布で作られたマスクが効果があります。
インフルエンザウイルスの大きさは0.1㎛(マイクロメートル)という大きさです。
肉眼で見ることはもちろんできません。
電子顕微鏡を使わないと見ることはできない大きさです。
ガーゼのマスクでは糸を織って作られていますので、その織った際にできる隙間(穴)が大きく、インフルエンザウイルスの侵入を止めることができないのです。
不織布の場合は、繊維を結合させたり接着させたりして作られているのでインフルエンザウイルスの侵入を抑えることができます。
残念ながらガーゼのマスクにはウイルスの侵入を防ぐ効果は薄いので、マスクを購入する際は、不織布で作られたマスクをお勧めします。
マスクには他にも大事な役割があります
マスクというと、ウイルスの侵入をガードする事だけが目的だと思われがちですが、他にも大事な効果があります。
外出や乾燥したオフィス等でマスクをしないで過ごすと、乾燥した空気を長時間吸い続けることになります。
これにより、気道粘膜の免疫が低下してインフルエンザや風邪に感染しやすくなってしまいます。
マスクをすると適度な温度・湿度が維持されることになって、免疫機能も維持されるようになり感染しにくくなります。
マスクにはこんな効果もあったんですね。
まとめ
風邪やインフルエンザに感染しにくくするには、ガーゼではなく不織布のマスクを使うようにしましょう。
ただ、マスクの外側にはウイルスがついていたりすることがありますので、一度使ったらもう捨ててくださいね。
また、マスクだけでなく手洗い、うがいなども予防には効果的ですので合わせて行いましょう!